数学からExcelへ

社会人になったらExcel

 「数学Ⅱ・B 記述式答案の書き方 問題集」(松野 陽一郎)という本をご存じですか。数学の答案には美しさが宿っています。細部まで気を使って答案を仕上げる過程が好きです。中学の数学ではパズルのような要素が強かったため高得点を狙うかとができました。高校になり、点数を上げるのは難しくなりましたが、奥深さを探求するといった楽しさは一層強くなりました。大学生のときにこの本を手に入れました。受験で使うわけではありませんでしたが、大学生で数学を学び直すのはとても充実していました。

 社会人になって数学を使う人はどのくらいいるのでしょうか。数学に関係する職に就いている人や理系の職種、経済に関わる人は使うかもしれません。割合としては限られます。数学に代わって登場するがExcelです。データや情報を整理したり計算したりするために多くの人が使うツールです。美しさやデータの使いやすさを追求することが求められます。数学での論理的な構造の記述の延長線上にExcelの使用があるといえるでしょう。

サイトの構成をExcelで

 「Excelに触れたいと思っても、なにから始めたらよいのかわからない」このようにお考えではありませんか。Excelの解説本に乗っている演習課題を解いたとしても実務から遠く続けられないかもしれません。この際にWebサイトやnoteで文章を書いてみることをお勧めします。はじめは記事を何個も書くことから始めるでしょう。しかし、途中からサイトの構成をするようになるはずです。タイトルをExcelで整理してみましょう。白紙に書いてもできますが、段落ごとの階層がわかりやすくなります。その他のデータを入力することで記事の解像度を上げることもできます。

 見出しを整理する過程を通じ、cellの結合や罫線の引き方をマスターしていきましょう。サイトの構成ができるついでにExcelの使い方も勉強できます。

数学の美しさや気配りは事務職で活かせる

 事務職に就くにはExcelを使いこなせないといけません。事務職で求められるスキルとしては、「丁寧さ」「処理の速さ」「美しさ・気配り」です。数学の記述答案で培った美しさや気配りは事務職でのアピールポイントとして使えます。数学からExcelへと使えるスキルを発展させ、そこに美しさ・気配りを加えることでクオリティの高い仕事ができるようになります。

 ホテル・賃貸マンション・飲食など事務職の種類は無数にあります。「向いている・熱意がある」これだけでは採用されません。就職では「資格がある・事務職としての経歴がある」人が採用されやすいです。向いている根拠、これを示すことができればよいでしょう。アピールポイントとして数学を使ってみるのはいかがでしょうか。数学であれば多くの人が学んだはずです。

逆のパターンーExcelで学び直す数学

 「Excelは使えるけれど、数学がこんなに役に立つとは思わなかった」「数学を学び直したい」と思われた方もいるでしょう。そんな方におすすめなのがこちらの「Excelで学び直す数学」(増井敏克)。

 普段使っているExcelから数学が学べます。

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